山の音学生時代、山岳部の夏合宿で穂高に登ったとき。夜、テントで寝てたら、外から音がして気になる。なんだろと思って見ると、後輩が3人寝てるテントが、 風も無いのにバタバタ揺れてる。外に出てテントの中をのぞくと、静か。見たら、2人がシュラフで寝ていて、1人が正座をしてる。ぎょっとし、「おい」と肩を叩くと、「え」と答えた。正座をしたまま寝ていた。朝、後輩に話すと怖がった。
学生時代、山岳部の夏合宿で穂高に登ったとき。夜、テントで寝てたら、外から音がして気になる。なんだろと思って見ると、後輩が3人寝てるテントが、 風も無いのにバタバタ揺れてる。外に出てテントの中をのぞくと、静か。見たら、2人がシュラフで寝ていて、1人が正座をしてる。ぎょっとし、「おい」と肩を叩くと、「え」と答えた。正座をしたまま寝ていた。朝、後輩に話すと怖がった。
幽霊幼稚園にあがる前の記憶。 祖父の家が本家で夏に法事があった。 農家だったので庭が広かった。 古い井戸があり、退屈だったぼくは、井戸に石を落として遊んでいた。 ぽちゃん、と音がするのをおもしろい。 すると、中から煙が出てきて、それは着物を着た女の人になった。 着物の女の人は 「悪さをしてはいけません」 と言った。 幼いころのことで、実際は親戚の叔母さんに叱られたのかもしれない。 ただ、そのセピア色の