お爺さん農家だったお爺さんはちょっと変わった人だった。あるとき3日ほど帰ってこない。たまにあるんでお婆ちゃんも気にしてなかったが、 さすがに家族が駐在に言いに行こうとしたとこ、帰ってきた。体中に枯れ葉をつけヨレヨレ。山に行ったら風呂があって入ってたという。狐か狸の野郎に騙されたと言い、3日寝込んだ。
農家だったお爺さんはちょっと変わった人だった。あるとき3日ほど帰ってこない。たまにあるんでお婆ちゃんも気にしてなかったが、 さすがに家族が駐在に言いに行こうとしたとこ、帰ってきた。体中に枯れ葉をつけヨレヨレ。山に行ったら風呂があって入ってたという。狐か狸の野郎に騙されたと言い、3日寝込んだ。
幽霊幼稚園にあがる前の記憶。 祖父の家が本家で夏に法事があった。 農家だったので庭が広かった。 古い井戸があり、退屈だったぼくは、井戸に石を落として遊んでいた。 ぽちゃん、と音がするのをおもしろい。 すると、中から煙が出てきて、それは着物を着た女の人になった。 着物の女の人は 「悪さをしてはいけません」 と言った。 幼いころのことで、実際は親戚の叔母さんに叱られたのかもしれない。 ただ、そのセピア色の